キーワード選定と記事作成のどちらに労力を割くべきなのか

ブログやサイトなどのメディアにおいて記事を作成する際、
キーワードを意識して作成する事で検索エンジンからの集客効果が期待出来るようになります。

そこで選定するキーワード次第で訪問者の数や質は異なりますが、
いわゆる「お宝キーワード」と呼ばれる、
競合が少なく検索ボリュームの多いキーワードを探し出す事に労力を割く人もいます。

ただ逆に、キーワード毎の集客効果に拘らず、
ある程度の検索ボリュームのキーワードで記事を作成していくような戦略もあります。


では、お宝キーワードを探す事と記事を作成して
複数のキーワードでの上位表示を狙っていく事のどちらが集客効率が良いのか。

今回はその比重と、お宝キーワードを探していく具体的な方法について講義していきます。

検索ボリュームの多いキーワードの問題点とキーワード選定の労力

まず前提として、検索ボリュームの多いキーワードは相応に競合も多い傾向があるため
必ずしも検索ボリュームの多いキーワードを狙っていく事が有効であるとは限りません。

そのキーワードで記事を作成したとしても、
結果的に上位表示されなければ、集客効果はほとんどないからです。


それ故に、メディアの集客力を高めるために
ここで以下の2つのキーワード戦略を思い描く事が出来るかと思います。

・検索ボリュームが多く、競合の少ない「お宝キーワード」を探し出す
・検索ボリュームが低くても上位表示しやすいキーワードでコンテンツ作成を進める


前者はキーワードそのものの集客効果に拘る戦略であり
後者は少ない集客効果を積み重ねていく戦略です。


結論から言えば、私は前者のようにお宝キーワードに拘る事はお勧めしません。

そうしたお宝キーワードを探す事に労力や手間を掛けるよりは、
後者のように検索ボリュームが多少低くても複数のキーワードで上位表示させてしまった方が集客効率が高いという判断です。

お宝キーワードは少なからず競合も探しているはずなので、
実際に「検索ボリュームが多く競合が少ない」という理想的なビッグキーワードが見つかる可能性はそう高くありません。

見つかったとしても既に競合が多くなってきている状況であったり、
検索ボリュームが減ってきている段階であったりする事もあります。

何より検索ボリュームや競合は時間が経つに連れて変動していくものであるため、
そこに拘ってキーワードを選定したところで将来的にも高い集客効果が期待できるというわけでもありません。


それよりは検索ボリュームが少ないキーワードであっても、
そこで上位表示させる事ができれば多少でも集客効果を上げる事が出来るため
その積み重ねを狙う目的で記事の量や質を高める事へ労力や時間を割いていった方が効率的
だと思います。

当然、どちらが効率的かという事は個人的なものに過ぎないため
あくまでも参考程度に、自己判断でキーワード選定に費やす労力や時間の比重を考慮してください。

キーワード選定と記事作成の比重

私自身が実践しながら効率的だと判別したキーワード選定の方法は、
Googleのサジェストキーワードや関連キーワード、Yahoo!の虫眼鏡キーワードを
参照する程度のものです。

詳しい検索ボリュームや競合の数や質を調べる事に労力や時間を割く事はせず
記事の数や質を高めていく事に費やしています。


ターゲットの欲求や実際に検索されているキーワードを参照するだけでも
最低限の集客効果は期待できるため、
個々のキーワードの情報を調べるような事はしていません。

競合サイトがどれだけあるキーワードであっても、
質を意識した記事を作成する事で検索エンジンからの評価は上がるという考えから、
キーワード選定よりも記事作成の方に重きを置いています。

上位表示しやすいキーワードの選定方法

仮にキーワードにも多少拘って、お宝キーワードやそれに準ずるような
上位表示しやすいキーワードを探していきたいという場合、
検索後に表示されるサイトの数をリサーチするだけでも十分だと思います。

ただ何かしらのキーワードで上位表示を狙う際には、
競合サイトの数よりも
競合サイトがどれだけ高い質のコンテンツを提供しているかという事の方が重要です。


ただしそのような競合サイトが提供しているコンテンツの質を測るためには、
実際に上位表示されているサイトやブログを確認していくしかありません。

上位表示されているサイトの質がさほど高くないという判断ができるのであれば、
そのキーワードでの競合が弱いと見積もる事が出来るわけです。

競合の数や質が低いキーワードは狙い目であり、
そこに検索ボリュームがあれば理想的なキーワードと言えます。


つまり

・検索して表示される競合サイトの数が少ない
・検索して表示される競合サイトの質が低い
・検索ボリュームが多い


という3つの条件を満たしたキーワードが理想ですが、
このようなキーワードを見つけるには時間も労力も掛かります。


そのため、キーワード選定に時間と労力を掛けていくという場合でも、
記事作成に掛かる時間と労力を計算した上で、バランスを取っていくようにしてください。

キーワード選定と記事作成のどちらに労力を割くべきなのか まとめ

今回はキーワード選定と記事作成のどちらに労力を割くべきなのかを講義しました。

キーワード選定については奥が深いものであり、
検索ボリュームや競合の数、強さなどを調べていくだけで膨大な時間を要するはずです。

そこで理想的なキーワードに拘るよりは、ある程度の検索ボリュームがあり、
競合がさほど強くないキーワードを選別し終えた段階で
記事作成に労力を割いていく方が効率的であると私は思います。

記事作成に労力を割き、質の高い記事を作り込んでいけば、
競合サイトの数や質に関わらず上位表示させる事は不可能ではありません。


1つひとつのキーワードの集客効果に拘るよりも、
それらのキーワードで確実に上位表示を狙えるよう
質の高い記事を作成する事に意識を向けてみてください。

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