読み手の意識と心理から見る記事作成のポイント

検索エンジンの上位表示による集客を目的としたブログ記事コンテンツにおいて
まずはターゲットを定め、そのターゲットが検索の際に入力するであろうキーワードを選定していきます。

そしてキーワードやターゲットの求める情報を基に記事タイトルを構成し、そのタイトル記事内容が定まってくるという流れが自然です。

記事の内容が決まったのなら、後は実際にその記事本文を作成していく事になります。


ただ、その記事の本文を作成していくにあたってはその記事を目にしていく読み手の意識、心理を理解しなければなりません。

読み手の意識や心理を基にしてこそ、SEO対策において
最適な記事を作成する事ができるようになるためです。


今回は、検索エンジンから記事に訪問してきた読み手の意識、心理について
講義を進めていきたいと思います。

ユーザーの滞在時間と巡回率を上げていく方法

現在の検索エンジンはサイトの評価をするにあたって、読み手の満足度を指標化し
より満足度の高い記事を提供しているサイトを上位表示する傾向にあります。

読み手の満足度は以下の2つのデータを基に判断されていると言われています。

・記事やサイトの滞在時間
・サイトの巡回率


ユーザーがそのサイトの記事に価値を感じれば、長時間に渡って読まれ続け、
またサイト内の他の記事にも目を通していくと考えられるため
これら2つのような指標を記事の質を測るために利用しているのです。

このような指標からサイト内の記事1つ1つの質を高めていく事こそが、
効果的なSEO対策である
と言えます。

ただ「記事の質」というものを「ブログ内の記事全体的な質」という解釈で
捉えてしまってはSEO対策では十分であるとは言えません。


ブログ内の記事の質が全体的に高いというのでは、
それらの記事全体に目を通してもらい、内容を理解してもらえて初めて満足度に繋がるものであり
前提として検索エンジンからの訪問者が最初から集中して複数の記事を読み進めてくれるとは限りません。

むしろ検索エンジンからブログに訪問してきた段階では、
「知りたい情報を知る事さえ出来ればいい」という程度の意識で
記事を眺めている可能性が高いと考えられます。


よって検索エンジンから記事に訪問してきた読み手で
「その記事を全て読む」という意識で読んでいる人はほとんどいない
というのが実情です。

そのため、まずそのような読み手に対して
「記事を集中して読み進めていく動機付けをする事」が必要になってきます。

ユーザーがサイトに滞在する際の意識と動機

検索エンジンからの訪問者がサイトに訪問する際に最初に目にするものは、
サイトのタイトルとなるヘッダー部分になるはずですが
その訪問者が意識的に目を通していくものは

検索エンジンにヒットした記事そのものの冒頭部分

であると考えられます。


検索エンジンユーザーがわざわざ検索してまで読もうとしているのは、
その記事の内容に他ならないからです。

つまり、読み手に対してそのサイトの第一印象となるものはヘッダーやタイトルではなく

記事の冒頭部分がどのような内容なのか

という事なのです。


そのため、冒頭部分で読み手の興味や関心を引きつけられなかったり、
その記事を読み進める動機付けが出来なかったりすれば
訪問者はその冒頭部分を読むだけですぐ離脱してしまう可能性があります。

検索エンジンのユーザーは求めている情報を知りたいという
明確な目的があってキーワード検索をしているはずなので
この段階では求めている情報以外には、さして興味を示さないというのが実情です。


そして「求めている情報を出来る限り早く見つけたい」というのが
キーワード検索を行う際のユーザーの思考回路になります。

さらに検索エンジンも、この「求めている情報を出来る限り早く見つけたい」という
ユーザー心理に即して検索結果を表示していくようになっていくはずです。


ユーザーはこのような心理的な前提の基で検索結果に表示されたサイトの中から、
求めている情報が示されていそうなものを探しているという事になります。

つまりは、ユーザーが端的に「そこに求めている情報が示されているという事」を
認識できるような記事構成にしていかなければならないのです。

ユーザーの行動パターンと記事の滞在時間を延ばす戦略

検索エンジンユーザーがサイト訪問時に
「そこに求めている情報が示されているという事」を判断するまでには、
以下の2通りの行動パターンがあります。

・訪問した記事の冒頭部分から判断する
・訪問した記事全体を流し読みして判断する


実際に検索エンジンユーザーが記事内容を判断していく際の
行動パターンはほとんど上記のいずれかであると考えて問題ありません。

その上でこれら2つの行動パターンを踏まえた記事の構成として、
押さえておくべきポイントは以下の2つになります。

・記事の冒頭部分で読み手が求めている情報を示す、あるいはそのような情報が記事内で示されている事を認識させる
・記事全体で読み手が求めている情報に関連する情報や興味を引くフレーズを散りばめる


これら2つのポイントを押さえていく事で、
読み手が記事を読む動機を引き出す事が出来るようになるのです。

読み手の意識と心理から見る記事作成のポイント まとめ

記事の本文を作成していくにあたってはその記事を目にしていく
読み手の意識、心理を踏まえなければ離脱率を上げてしまいます。

読み手の滞在率や巡回率を上げていくためには、
記事そのものの質も重要になりますが、まず記事の冒頭部分で興味や関心を引く必要があり、
そこで興味を引けなければ質の高い記事を書いたとしても読み手には伝わらない
のです。


記事を読み始めた際の読み手は

・訪問した記事の冒頭部分から判断する
・訪問した記事全体を流し読みして判断する


という2通りの行動パターンで記事内容を把握しようとする傾向があります。

これらの行動パターンに沿って、記事内に読み手の求める情報があるという事を
伝える事が出来れば、それがその記事への興味や関心に繋がっていくのです。

タイトルとURLをコピーしました