ブログ記事において、その冒頭部分の内容は読み手に「その記事を読む動機」を引き出していくようなものでなければなりません。
記事の冒頭部分は、読み手がその記事を読み続けていくかどうかを直感的に判断する材料となるため、
そこで読む動機を引き出していく要素がなければ離脱されてしまうからです。
記事の冒頭部分で読み手の「読む動機」を引き出す事が出来なければ、読み手は記事を読み進めていく事はせず、そのまま離脱されてしまう可能性が高くなってしまうという事です。
読み手の記事を「読む動機」を引き出す2通りの冒頭部分構成
読み手にとって記事を読む動機は、求めている情報を知るという事に他なりません。
すなわち、読み手の「読む動機」を引き出す記事の冒頭部分では
・読み手の求めている情報を直接的に示す構成
あるいは
・読み手の求めている情報が記事の中で言及されている旨を示す構成
のいずれかの構成で作成するべきなのです。
また、これら2つの構成のうちどちらが適しているかという事は、その記事において題材としている内容によって判断するべきものになります。
「読み手の求めている情報を直接的に示す構成」が適した題材
記事の冒頭部分で直接的に読み手の求めている情報を示していく事で「読む動機」を引き出していく構成は
・端的にその情報を示す事が出来る題材
・その情報を示した上でさらに新たな興味を引き出せる情報を示す事の出来る題材
の両方を満たすような題材でなければなりません。
つまり
「端的にその情報を示しても、新たな情報への広がりがあり、読み手の興味をそこに向けられる余地のある題材は、率直に冒頭部分でその情報を示していく構成が有効である」
という事です。
端的に示す事の出来る題材でなければ、そもそも冒頭部分に収まらない可能性があり、
そのような題材は本文で示した方が適しています。
また冒頭部分で端的に示す事の出来る題材であっても、そこで完結してしまい新たな興味に繋がらないようであれば
冒頭ではその情報が本文にある事だけを示していく方が有効です。
このような冒頭部分で端的に読み手の求めている情報を示していく題材は、
例えば、何かしらの結論を記事の冒頭で示した上で、読み手が
「なぜ、その結論に至ったのか」
という興味を持つようなものなどが挙げられます。
結論という読み手の求める情報を基に「なぜ、その結論に至ったのか」という新たな興味に読み手を引き込んでいく事が出来る場合、
このような構成が有効になるのです。
「読み手の求めている情報が記事の中で言及されている旨を示す構成」が適した題材
記事冒頭部分において、読み手側の求めている情報が記事の中で言及されている旨を示す構成が有効なのは
・端的にその情報を示す事が困難な題材
・その情報を示した上でさらに新たな興味を引き出せる情報を示す事が困難な題材
になります。
すなわち、
「端的にその情報を示す事で、特にそれ以上の情報の広がりが無い題材や、その情報だけで読み手が満足してしまう題材は、率直にその情報を示す事は避け、その情報が記事内に示されている事を伝える構成が有効」
であるという事です。
読み手の求める情報を端的に示す事の出来ない題材であれば、無理に冒頭部分で示していく必要は無く
本文で論理を展開し結論として情報を示していき、冒頭部分ではそのような記事内容である事を伝える構成にしていくべきなのです。
また、端的に情報を示せる題材であったとしても、そこから新たな興味に繋がるような話題がなければ
読み手は冒頭部分の情報だけを得て、離脱してしまいます。
そのため、そのような題材においては率直に情報を示さずに、その情報に関連する「興味をひけるような話題」を併せて示していく冒頭文の構成が有効になります。
「求めている情報と関連する有益な情報が手に入るかもしれない」
という関心が、そのまま記事を読み進める動機に繋がるからです。
読み手を引き込むブログ記事冒頭の構成 まとめ
検索エンジンからアクセスしてきた訪問者には、ほぼ例外なく何かしら求めている情報が存在します。
そして訪問者が求めている情報は、記事を作成する段階で定めていくキーワードによって絞り込む事が可能です。
記事の冒頭部分で検索エンジンからの訪問者に与えるべきは「この記事に自分の求めている情報が示されている」という認識や印象であり、
それらが記事を読み続けていく「動機」に繋がっていくのです。
そして読み手にそのような認識や印象を与える事の出来る記事の冒頭部分の構成として
・読み手の求めている情報を直接的に示す構成
・読み手の求めている情報が記事の中で言及されている旨を示す構成
これらのいずれかを、その記事の題材に適した示し方をしていく事が有効になります。
記事の冒頭部分で読み手に、読み進めていく動機付けが出来なければ、記事全体を読み進められず、滞在時間や巡回率という面からも検索エンジンの評価を下げてしまいかねません。
題材の性質に沿って、適切な冒頭文を構成していくようにしてください。