検索エンジンのからの訪問者を意識した記事に関しては、その滞在時間や巡回率を高めていくために
・記事の冒頭部分で読み手が求めている情報を示す、あるいはそのような情報が記事内で示されている事を認識させる
・記事全体で読み手が求めている情報に関連する情報や興味を引くフレーズを散りばめる
という2つのポイントを押さえておく必要があります。
1つ目については、記事の冒頭部分におけるポイントであり、
これを押さえる事で訪問者が記事を「読まずに離脱する」という選択をする可能性を下げていく事に繋がります。
そして2つ目のポイントは、記事の途中まで読み進めている読み手に対して訴求していくものです。
こちらを押さえなければ、やはり読み手を記事の最後まで読み進めさせていく事は出来ず、途中で離脱されてしまいかねません。
なので今回は「記事全体で読み手が求めている情報に関連する情報や興味を引くフレーズを散りばめる」事に関して講義していきます。
読み流しを行う訪問者の心理
「記事全体で読み手が求めている情報に関連する情報や興味を引くフレーズを散りばめる」事は、訪問直後に記事をスクロールして流し読みをしながら
「自分の求める情報が示されている記事か否か」
を判断していく訪問者に対して有効な対策です。
このような流し読みをする訪問者は、その記事に求めている情報があるかどうかを、記事の冒頭部分のみで判断せず、ページ全体を眺める事で感覚的に判断していきます。
その際、その訪問者はあくまでも記事に書かれている内容を「読み流す」だけであり
この段階ではさほど高い意識で文章を読み進めていく事はしない傾向にあります。
従って、このような流し読みをしていく訪問者に対しては、
その記事の目立つ箇所となる「小見出し」や「強調文字」などを用いて、
それらが目に入るような構成にしていく事が有効です。
読み流しをする訪問者に精読を促す流れ
そこまで読む意識が高くなく、流し読みをする訪問者には、
流し読みの段階でそのような小見出しや強調文字などが目に入ってくる事になるため、それらに
・訪問者が求めている情報に関連するコピー
・訪問者の興味を引く事の出来るフレーズ
を入れていく事で、
訪問者の「読む意識」を高めていく事に繋がります。
実際に訪問者は、小見出しや強調文字で「自分の求めている情報に関連する内容である」事を認識し、そこで興味を引かれた段階で
改めてその記事を精読し直していく
という傾向があります。
そのため、読み手に記事の精読という動作を引き出していくためには
「小見出しや強調文字のみを流し読みしても、その記事に読み手の求める情報が認識され
なおかつそこに興味を引けるような構成にしていく事」
です。
これは情報商材のセールスレターで言えばサブヘッドコピーにあたるものであり、
成約率の高いセールスレターはそのようなサブヘッドコピーの構成が、それだけを流し読みしていっても見込み客を訴求できるものになっているはずです。
ブログ記事においても、このようにセールスレターにおけるサブヘッドコピーで行なっている事をそのまま「小見出し」や「強調文字」という形で行っていくという認識で問題ありません。
ただ、セールスレターと検索エンジンからの訪問者を想定するブログ記事においては、根本的に目的が異なるため、その点だけ注意が必要です。
「小見出し」や「強調文字」においては、あくまでも
「記事を精読しよう」
という意識を引き出していく事になります。
「小見出し」や「強調文字」における構成ポイント
以上の流れを踏まえて、「小見出し」や「強調文字」の構成でポイントとなるのは以下の3つです。
・読み手に求めている情報がこの記事に示されているという認識を与える事
・更に求めている情報以上に有益な情報が提供されているという認識を与える事
・その更に有益な情報のイメージを感覚的に引き出す事
検索エンジンからの集客を目的とする記事において、小見出しや強調文字ではこれら3つのポイントを出来る限り押さえておくべきなのです。
そして、読み手に
「自分の求めている情報やそれ以上の情報がこの記事で示されている」
という認識を与え、その「さらに有益な情報」については、知る事で得られる利得などをイメージ出来るように構成すれば、
その読み手は「記事を精読し直す」ようになるはずです。
「小見出し」や「強調文字」を配置する前提にあるもの
ただ、ここで講義した「小見出し」や「強調文字」の構成は、あくまでも記事における「質」を前提として、
「出来る限り」そのように意識を持って構成していくべきものになります。
小見出しや強調文字のコピーに囚われて、記事内容そのものが筋立たないものになってしまっては本末転倒です。
記事を読み終えた読み手が満足感を覚え、他の記事を読み進めていく動機を持ち、それが巡回率の向上に繋がっていくからです。
つまり、記事全体が読み手を満足させる事の出来る質になっている事が前提であるという事です。
ただ、そのように読み手の満足度の高い記事を作成できているのであれば、
その小見出しや強調文字で「読む動機」を引き出せるものにしていく事は難しくないと思います。
読み手の訴求を感覚的に引き出すブログ記事の全体構成 まとめ
検索エンジンからの集客を目的としたブログ記事においては、冒頭部分を読み手の「読む動機」を引き出せるものにしていく上で、
今回講義した「小見出し」や「強調文字」を用いて記事全体で読み手の動機を訴求していく事が必要です。
これらのポイントを押さえる事が出来れば、ブログへの訪問者を記事に引き込む事により、
記事の質がそのまま読み手の満足度に繋がるようになります。
そしてその満足度が、記事の滞在時間や巡回率に繋がり、検索エンジンにおいて上位表示を実現していく事になるのです。