読み手を成約へと導くセールスレターの書き方―第1回―

前回までは、個々の文章テクニックを有効活用するための、文章構成の基本の”型”についてお話してきました。
文章構成の”型”は、そのままテンプレートとして使うのではなくなぜこの型は有効なのか考えながら応用していくのでしたね。

前回までの内容を忘れてしまったり、何のことかわからない場合はこちらをご覧ください。
(こちらから⇒応用講座に進む前に…

さて今回からはついに、文章テクニックや文章構成を組み込んだ上でのセールスレターの書き方です。
文字通り、セールスレターに特化したお話になります。

具体的なレターの書き方は次回からお話していきますので、次回の記事を読む前に”セールスレターの各パートをどう書いていけばよいのか”あなた自身でも考えてみてください。

では第1回は、セールスレターの構成について説明します。

セールスレターは大まかに次の5つのパートに分けられます。

  • ヘッドコピー
  • サブヘッド
  • ボディーコピー
  • ブレット
  • クロージング

ヘッドコピー

このパートは、セールスレターの先頭に書かれている、最も目を引く部分です。
大きく派手な色で、キャッチーな言葉を使って注意を引きつけていきます。

このパートの出来の良さで読み手が続きを読むかどうかを判断するため、最も重要なところであると言われているものです。

サブヘッド

本文が長くなってしまうと、どこに何が書かれているのか分からなくなります。
それが、縦にズラーッと続くセールスレターならなおの事です。

そこで小見出しみたいなものを設けて、書かれている内容を一目でわかるようにしているのがサブヘッドの役割になります。
ヘッドコピーほどではありませんが、目立つ部分でもあります。

また後に続く本文(ボディーコピー)に誘導できるかどうかもここにかかっているため、よく考えて書く必要があるでしょう。

ボディーコピー

セールスレターの本文のことです。
商品説明などのお客様の利益や、ベネフィットをはじめとして様々な内容を伝えていくパートになります。

また、説明だけでなく理想の未来などを語ることで、読み手の購買意欲を刺激する場でもあるのです。
セールスレターのメインとなる部分ですが大抵の場合、ほとんどを読み飛ばされてしまいます。

そのため”なるべく読んでもらうにはどうしたら良いか””どこかを読み飛ばされても最低限の事は伝わるか”を考えて書いていかなければなりません。

ブレット

ブレットは、商品内容やベネフィットをたくさん羅列して読み手を圧倒させる短い文章の集まりです。
数多く打ち出していくことで、お客様にとってのメリットを量の面からアピールしていきます。

もちろん量だけにこだわらず、一文一文を質の高い文章にしていく事で成約率が高まるのです。
ちなみにこのブレットは、上で解説したボディーコピーの一部であると解釈する方もおられます。

クロージング

実際に成約を促すパートになります。
ここまで読み進めてきた人は購買意欲が高いと考えられるので、ここであと一押しするだけで十分です。

成約するにあたって必要なもの(保証、価格、購入方法など)を説明する場でもあります。

まとめ

レターを実際に書いていくときに最も気をつけるべきことは読み手はレターのすべてを読んでくれるわけではないという事です。
必ず目を通すであろうヘッドコピーを除き、読み手は、つまみ食いをするようにレターのあちこちを飛ばし読みしていく人が非常に多いのです。

どこを飛ばされ、どこが読まれているかという事は基本的にわかりません。
なので、細かいところでも手を抜かずに書き進めていく必要があるわけです。

セールスレターの各パートの特徴と、その点にだけ注意して第2回からの具体的な書き方を学んでいってください。

では、また次回。

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