読み手を成約へと導くセールスレターの書き方―第3回―

前回はヘッドコピーとサブヘッドの書き方を見ていきました。

これらは、興味を引く書き方が有効でしたね。
(復習はこちらから⇒読み手を成約へと導くセールスレターの書き方―第1回―
             読み手を成約へと導くセールスレターの書き方―第2回―

第3回となる今回は、ボディーコピーとブレットの書き方をお伝えしていきます。

これらは本文となる文章であり、購買意欲の高い読み手ほど細かいところまで熱心に読んでいくもの。
いかに読み手の熱を冷まさずにクロージングへと誘導するかを考える必要があるのです。

では、それぞれ見ていきましょう。

ボディーコピーの書き方

ボディーでは商品説明がメインの内容になります。
サブヘッドで読み手の気を引き、詳しいことを解説していく流れです。

それゆえ、キャッチーなサブヘッドとは対照的に、ボディーは無機質単調なつまらない文章になりがちです。
説明の段階で飽きられてしまったら、読み手の買う気も失せてしまうでしょう。

なので商品のメリットの先にある、お客様のベネフィットや理想を絡めて説明していく事が求められます。
また、読み手に語りかけるような文章での解説をすると対面のセールスの場を演出できるため、臨場感が湧き、成約率が高まることが知られています。

なお、商品説明には事務的な要素も含まれているため、こうしたエンターテイメント性にだけ注意を払うのではなく、お客様が購入前に知っておくべき商品知識は誤解なく伝わるよう注意する必要もあります。

飽きさせず、かといって誇張せず。
バランス良く言葉を選んでいく事が重要になるわけです。

ブレットの書き方

ここでは商品の利点や魅力、お客様の理想の未来についてを箇条書きでいくつも提示していきます。
いままではコピーの質が最も重要なポイントでしたが、ブレットに関しては数も大切な要素になってきます。

たくさんのベネフィットを提示することで読み手を圧倒し、欲しいという感情を揺さぶる効果を狙うためです。
しかし、十分な数のブレットを作るまでにネタ切れになることはよくある事。
そうしたときには商品リサーチの結果をひっぱり出してきて、商品の細かい特徴にまで着目し、魅力的な言葉でそれらを表現していくのが有効な書き方になります。

またボキャブラリーが乏しいと、似たブレットばかりが量産されてしまいがちになりますが、これも類義語を駆使して表現の”被り”を少なくしていく事で、多彩な文章で商品の魅力を語っていけるようになります。
ブレットは過剰なくらい多めに作っておき、そこから使うものを厳選していったり表現をいじっていったりして、完成させていくのが理想です。

商品の小さな特徴までよく観察して、それらの良さをしっかり伝えていくようにしていってください。

まとめ

今回お話したボディーコピーとブレットは、セールスレターの中で大半を占めるパートです。
これら本文を構成する部分がなければ、レター全体で何を売り込んでいるのか分からなくなります。

また、詳しい商品説明のないものを読み手は買おうとは思ってくれません。

丁寧に、読み手に伝えるべき情報と、読み手の聞きたい情報を整理していってから書くようにしていく。
これこそがボディーコピーやブレッドを書く上での最も重要な事と言えるでしょう。

次回は、クロージングの書き方と、セールスレターの書き方の総括をしていきます。

では、また次回。

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