あえて原理・原則を疑うという学習方法

コピーには様々な原理・原則があります。

このブログでも、コピーのセオリーから具体的な書き方までを扱っており
私もそれらを身に付けていく事を初めにお勧めしています。


ただ、

「理屈でわかっていても、原理・原則を実際にどのように使っていけばよいのか」

「文章を書くだけの事に、そもそも理論を学ぶ必要はあるのだろうか」


こんな声を聴く事も増えてきました。


私は今まで、疑う事なくコピーの基本を学んできましたが

”そもそも基本というものは、必要なのか?”

”基本はどう学んでいけばよいのか”


について思う事があるので考察していきます。


特にあなたがプロのライターを志望する場合は
大いに役立つ考察になるかと思いますので、是非続きを読んでみてください。

文章を書く事に理論が必要な理由

文章を書く事は誰しもが日常的に行っている事と思います。

最近では、紙に書かずともメールやLINEなどのやり取りで
少なからず毎日文章を書いている人も多いはずです。

そうして毎日書くからこそ今更、理論を学ぶ必要があるのか?

この疑問について考えていきます。


まず、文章以前に言語というものには例外なく規則があり
それに沿って使われています。

言葉の並べ方や文法などがその規則にあたるものです。

その規則が世の中で浸透している以上は
あなたもその規則に沿って書いていかなければ、
まず間違いなくあなたの伝えたい事が伝わらなくなってしまいます。

これが規則を学ばなければならない理由です。

そしてその規則をどのように使って書いていくのか、という事。
これが理論です。


規則そのものを知っていても
それを使った書き方を知らなければ、読み手に伝わる文章は書けません。

文法や規則というものを意識して書くだけでも
読み手への伝わりやすさという形で違いは出てくるはずです。

是非、文法などの規則やそれを扱う理論を
改めて意識してみてください。

規則や理論の学び方

ここからが本題です。

規則や理論は、実践を通して身に付けていく

これが基本であり、王道です。

それは実践こそ、文字通り実践に適したルールを学ぶ事ができるからに他なりません。

ただ、実践でどのように理論を適用すればよいのかという事は
最初のうちは分からないかもしれません。

原理や原則を覚えて頭に入れる事は効率的ですが
それが応用できるかは、また別の話です。

将来、実践する事を見据えながら、原理や原則を学ぶ方法。

それは、その原理原則をあえて疑ったり、存在意義を考えたり、
そしてどのように実践するかどうかを考えながら覚えていくというものです。


よく、「セオリーは疑うためにある」と言いますが、まさにその通りなのです。

”本当にその原理・原則は成り立つのか”

”例外はないか”

などを頭で考えながら身に付けていく事で、
応用力も一緒についていきます。

そのまま理論を鵜呑みにするのは、確かに効率が良く、早く成長できるものですが、
あなたがプロのライターとして活躍したいと考えるのであれば
こうした遠回りな学習もまた、必要なものです。


同様に、

”その理論がなぜ作られたのか”

”その理論をどのように使っていく事が出来るのか”

なども考えながら、理論を自分のものにしていく事もとても実になるはずです。


長くコピーを書いていると、あえて理論を破ったり
新しい書き方をしていく場面が必ず出てきます。


そのような場面で、理論の詳細や背景を知っていれば
理論をそのまま使う事以上に効果的な文を書いていく事も出来るようになるという事です。


これが、型を破るという事。

状況によって、型にとらわれずに書く事の出来るライターこそが
プロと言えるのだと、私は思います。

今回の方法で理論を学んでいく為に

既成の理論について深く考えていくためには、
そもそも理論がまとめられていなければなりません。

自分自身で理論を構築・発見していく事は、さすがに時間がかかりすぎてしまうため、
すでにある理論について事前にまとめられていれば
余計な事を考える手間が省けるからです。


では、どこからその理論を拾ってくればよいのか。

それについてはコピーについてのブログや教材などが
よく体系的にまとまっているためお勧めしています。

手前味噌ではありますが、当ブログでは
コピーライティングという言葉すら知らない初心者さんから
現在活躍しているプロのライターさんにまで有益な情報を発信しています。


全ての記事をとは言いませんが
目についた記事だけでも、深く考察していく事は良質な学習になるかと思います。

スクリーンを見ながら考えるという事が苦手な場合には
記事を印刷する事も出来ますし、教材を使う事も良い選択です。


また、コピーライティングの最高峰の教材として
私がお勧めしているものもありますので、よければご覧ください。

The Million Writing (ミリオンライティング)


こちらの教材は、本当に基本的な事のみに絞って書かれています。

だからと言って「当たり前だ」と思う事なく、

”なぜ、その理論が通用する(と言われている)のか”

などを徹底して考察し、あなたなりの答えを出してみてください。


それだけでそこらの一般的なライターなんて問題にならないくらいの実力が付きますので…

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