“無料”という言葉に弱い人は多いです。
なにかいいものをタダで手に入れられると言えば、得した気分にさせる事ができます。
この”無料”という言葉のように、一つの言葉だけで読者を引きつけてしまうキーワードは数多く存在します。
いくつか例を挙げてみると
- 「たった5分の作業で不労所得を構築する方法」
- 「食事制限なし、運動なしのお手軽ダイエット食品」
- 「プロが明かす、極秘のモテるテクニック」
これらは”興味性”を前面に押し出した、読み手を引き込むタイトルです。
こうしてタイトルだけ読めば胡散くさく見えますが、これが無料レポートのタイトルなどだったらどうでしょうか。
”無料だし覗いてみるか”と考える人も多く出てくるはずです。
セールスレターのヘッドコピーの場合、このまま使うのはお勧めしません。
興味は引けても、胡散くささで商品の信用がなくなってしまうからです。
この場合は興味を引くと同時に現実性を持たせる事、信用を持たせる事も必要になってきます。
少々脱線しましたが、今回は読み手の感情を刺激するキーワードを、いくつかの種類に分けて紹介します。
利益性
読み手の利益になるような意味を含む言葉です。
その利益は、手軽に大きな成果を手に入れられるものほど、反応は良くなる傾向にあります。
利益性を含む言葉の例: 無料、保証、不労所得、痩せる、モテる．．．
希少性
読み手の優越感をくすぐる言葉です。
他の人が手に入れられないものほど、人は欲しくなっていきます。
希少性を含む言葉の例: 最新、高級、完全版、あなただけの、プレミア．．．
緊急性
読み手の素早い行動を促す言葉です。
すぐに行動しないと手に入らない、そんな感情が人を駆り立てます。
緊急性を含む言葉の例: 限定〇〇個、あと〇〇人、一週間限りの、期間限定、先着．．．
秘匿性
普通に生活していれば知ることのない情報であるとアピールする言葉です。
一度知ってしまえば、人はチャンスを逃すまいという感情に捕われます。
秘匿性を含む言葉の例: 裏ワザ、プロが明かす、極秘、知る人ぞ知る、限られた人しか知らない．．．
反社会性
社会的によくないとされる言葉です。
人は道に反したことに少なからず興味を持っています。
反社会性を含む言葉の例: 暴力的な、悪魔の、非人道的、詐欺、犯罪級の．．．
強調
表現を引き立て、際立たせる言葉です。
大げさな言葉でも、使い方次第で強力な武器になります。
強調の言葉の例: 伝説、究極、最強の、圧倒的、神の．．．
まとめ
今回はいくつかの種類に分けて、読み手の興味を引くキーワードを紹介しました。
これらの言葉は使えば使うほど反応が良くなるというものではありません。
むしろ使いすぎは読み手の信用を下げる恐れがあります。
特に”反社会性”や”協調”の言葉は、不信や誇張を招くこともあるので使いどころは難しいです。
そして最初に私が挙げた例のように胡散くささがある場合は、一気に『共感・信用の壁』まで越えない限り、読者から良い反応をもらう事は難しいでしょう。
（ただし無料レポートなど無料で読めるものの場合は、興味本位で読もうとする人も多く出てくるので、そこまでハードルは高くなりません）
最終的には読み手に応じた言葉選びが重要になるという事ですね。
では、また次回。